YouTubeの広告を減らす方法は、正規のものと、そうでないものがあります。
このページでは、規約の範囲内でできることを中心に整理します。
記載内容は 2026年8月時点のものです。提供条件は変更されることがあります。
広告が表示される仕組み
- 動画の長さが長いほど、途中広告が入る数が増える
- 投稿者が広告の挿入位置を設定できる
- 視聴者の視聴履歴や興味関心に応じて配信される
「同じ動画なのに人によって広告の数が違う」のは、配信の仕組み上、通常のことです。
方法1:YouTube Premium(正規かつ確実)
広告を完全になくす唯一の公式な方法です。
含まれるもの:
- 広告なしの再生
- バックグラウンド再生(他のアプリを使いながら音声を再生)
- オフライン保存 → YouTubeのオフライン保存
- YouTube Music
月額の有料サービスです。無料トライアルが提供されることがあります。
加入する場所に注意
iOSアプリ経由で加入すると、Webから加入するより料金が高くなることがあります。 これはアプリ内課金の手数料が上乗せされるためです。
ブラウザから加入するほうが安く済む場合があるので、比較してから決めてください。
方法2:広告のカスタマイズをオフにする
広告の数は減りませんが、内容が変わります。
myadcenter.google.com にアクセスし、「パーソナライズド広告」をオフにできます。
- 視聴履歴に基づく広告が表示されなくなる
- 代わりに、関連性の低い広告が表示されます
「同じ広告が繰り返し出る」のが不快な場合、これで改善することがあります。
方法3:特定の広告をブロックする
広告表示中に 「この広告を表示しない」 を選ぶと、その広告主の広告が減ります。
理由を選択する画面が出ることがあります。
特定の広告が繰り返し出て不快な場合、これが最も手軽です。
方法4:視聴履歴を整理する
広告は視聴履歴に基づいて配信されます。履歴を削除すると、配信される広告の傾向が変わります。
ただし、おすすめ動画の精度も一緒に落ちます。
広告ブロッカーについて
ブラウザの拡張機能などで広告を非表示にする方法があります。このサイトでは推奨しません。
理由
1. 利用規約に抵触する
YouTubeの利用規約では、サービスの妨害や改変が禁止されています。
2. 検知されると再生できなくなる
YouTubeは広告ブロッカーの検知を行っており、検知されると再生が制限されることがあります。「広告ブロッカーを無効にしてください」という警告が出た経験がある人も多いはずです。
3. セキュリティ上のリスク
広告ブロッカーを装った悪質な拡張機能が存在します。閲覧履歴の収集や、認証情報の窃取を行うものが実際に確認されています。
4. 投稿者の収益がなくなる
広告収入は、動画を作っている人への還元です。見たいチャンネルを支えているのは広告です。
「広告が急に増えた」と感じるとき
動画の長さ
長い動画ほど途中広告が増えます。 見ている動画の傾向が変わった可能性があります。
投稿者の設定変更
投稿者が広告の挿入数を増やした可能性があります。視聴者側では変えられません。
一時的な配信の変動
広告の配信量は、時期や需要によって変動します。
視聴する動画の傾向が変わっていないか確認してください。長い動画を見るようになれば、途中の広告も増えます。
同じ広告が繰り返される場合、広告主の集中配信期間である可能性があります。数日で変わることが多い現象です。
広告ブロッカーを使っている場合、検知によって表示が変わることがあります。
アプリのバージョンによって、広告の表示方式が変わることもあります。
ログイン状態を確認してください。 ログアウト状態では、履歴に基づく調整が行われず、広告の内容が変わります。
広告をスキップできない
スキップ不可の広告(バンパー広告など)は、仕様としてスキップできません。数秒〜十数秒で終わります。
「スキップ」ボタンが出るまで待つ必要があるものは、一定時間経過後に表示されます。
子ども向けアプリを使う
YouTube Kidsは、通常のYouTubeとは広告の扱いが異なります。子どもが使う場合は、こちらのほうが適切です。
現実的な選択
| 優先すること | 選択 |
|---|---|
| 広告を完全になくしたい | Premium |
| お金をかけたくない | 広告のカスタマイズをオフ+個別ブロック |
| 特定の広告が不快 | 「この広告を表示しない」 |
| 通信量を抑えたい | 画質を下げる → 画質の設定 |
「無料で広告を完全になくす正規の方法はない」——これが結論です。
広告の量が変わる理由
「最近広告が増えた」と感じるとき、実際に増えている場合と、そう感じているだけの場合があります。 判断の材料を整理しておきます。
広告の挿入数は、動画の長さと投稿者の設定で決まります。一定以上の長さの動画では、投稿者が途中に広告を入れる位置を指定できます。長い動画ほど広告が増えるのは、この仕組みによるものです。
視聴するジャンルによっても変わります。 広告主が多いジャンルでは、表示される広告の数と単価が上がります。
同じ広告が繰り返し出るのは、広告主の配信設定によるものです。特定の広告が集中的に配信される期間があります。
視聴履歴に基づく推定も影響します。関心が推定されている分野の広告は、より多く配信されます。
時間帯や時期でも変動します。年末やセール時期は広告の出稿が増えます。
正規の減らし方と、その効果
最も確実なのは有料プランです。広告が完全になくなり、バックグラウンド再生とオフライン保存も使えるようになります。費用はかかりますが、確実性という点では他の方法と比較になりません。
広告のカスタマイズをオフにする方法もあります。Googleアカウントの広告設定から、パーソナライズ広告を無効にできます。広告の数は減りませんが、視聴履歴に基づく推定が行われなくなります。 結果として、関心のない広告が増えることになります。
特定の広告をブロックすることもできます。広告表示中に表示される情報アイコンから、その広告主の広告を今後表示しないよう指定できます。繰り返し出てくる不快な広告に対しては、これが最も直接的な対処です。
視聴履歴を整理すると、推定される関心が変わります。特定ジャンルの広告が多い場合、その分野の視聴履歴を削除すると変化することがあります。→ YouTubeの履歴を削除する方法
実際にあった相談例
「スキップできない広告ばかりになった」 というケースでは、視聴する動画のジャンルが変わっていました。広告主の多い分野に移ったことで、配信される広告の種類が変化していました。
「同じ広告が1日中出る」 というケースでは、その広告主が集中配信を行っている期間でした。情報アイコンから該当の広告主をブロックして解決しています。
「広告ブロッカーを入れたら再生できなくなった」 というケースでは、遮断が検知されていました。ブロッカーを無効にすると正常に戻っています。
やってはいけないこと
非公式アプリを入れないでください。 広告非表示を謳うアプリの多くは、規約違反であるうえ、情報収集や別の広告表示を目的としています。
「Premium無料化」を謳う手段に手を出さないでください。 アカウントの停止や、認証情報の流出につながります。
広告を意図的に何度もクリックしないでください。 不正なクリックと判定されることがあります。
費用対効果で考える
広告への対処は、かける手間と得られるものを比べて選ぶのが現実的です。
視聴時間が短い人(1日30分以下)であれば、広告のカスタマイズをオフにして、不快な広告を個別にブロックするだけで十分です。費用はかかりません。
毎日1時間以上見る人であれば、広告の総時間は月に数時間になります。有料プランの費用と、その時間を比べて判断してください。オフライン保存とバックグラウンド再生も付くため、通勤時間が長い人ほど元が取れやすくなります。
家族で使っている場合は、ファミリープランのほうが1人あたりの費用が下がります。
音楽を主に聴く人は、音楽サービス単体のプランのほうが安く済むことがあります。用途を絞れば選択肢が増えます。
広告表示の仕組みを知っておく
広告が入る位置は、投稿者が指定しています。 動画の冒頭、途中、末尾のどこに入れるかを選べます。
そのため、同じ長さの動画でも、投稿者によって広告の数が違います。「このチャンネルは広告が多い」と感じるのは、気のせいではありません。
一定以上の長さの動画では、途中に複数の広告を入れられます。長い動画で広告が増えるのはこのためです。
スキップできる広告とできない広告は、広告主が選んだ形式によって決まります。視聴者側では変更できません。
広告の表示回数と収益は連動しています。 無料で公開されている動画は、この仕組みで成り立っています。広告を遮断する行為が推奨されないのは、これが理由です。
端末ごとに効果が違う理由
同じ設定をしても、端末によって広告の出方が変わることがあります。理由を整理しておきます。
ログインしているかどうかで変わります。 ログインしていない状態では、視聴履歴に基づく調整が働きません。結果として、関連性の低い広告が増えることがあります。
アプリ版とブラウザ版で挙動が異なります。 表示の形式や頻度が同じとは限りません。
テレビ用のアプリでは、設定できる項目が少なくなります。 端末の性能や操作性の制約があるためです。
子ども向けの専用アプリでは、扱いが別になります。 広告の種類が制限される代わりに、視聴できる内容も限定されます。
そして、有料プランは同じアカウントで使う端末に適用されます。 家族で共有する場合、プランの種類によって使える人数が変わります。
確実に広告をなくしたい場合、正規の手段は有料プランのみです。 端末ごとの設定で減らせる量には限りがあります。
よくある質問
Q. 有料プランで完全に広告はなくなりますか
YouTubeが配信する広告はなくなります。ただし、動画内で投稿者自身が紹介している商品やスポンサーの言及は残ります。 これは動画の一部であり、広告システムとは別です。
Q. 家族で使えますか
ファミリープランがあり、複数人で共有できます。同一世帯であることが条件です。
Q. スマホだけ広告を消せますか
プランは端末単位ではなくアカウント単位です。同じアカウントであれば、すべての端末で有効です。
Q. 広告の内容を変えられますか
Googleの広告設定から、興味関心の項目を編集できます。不要な項目を外すと、その分野の広告が減ります。
Q. 子ども向けの動画にも広告は出ますか
出ます。ただし配信される広告の種類には制限があります。
Q. 広告をスキップできないのはなぜですか
広告の形式によります。投稿者や広告主の設定で、スキップ不可の形式が選ばれています。
Q. 音楽を聴くときも広告が入ります
有料プランに含まれる音楽サービスを使うと、広告なしで再生できます。
Q. 広告が原因で再生が止まります
広告の読み込みに失敗している可能性があります。→ YouTubeが再生できないとき
まとめ
- 広告を完全になくす公式な方法は、Premiumのみ
- iOSアプリ経由より、ブラウザから加入するほうが安い場合がある
- 広告の内容を変えるなら、パーソナライズド広告をオフ
- 特定の広告が不快なら、「この広告を表示しない」
- 広告ブロッカーは規約・検知・セキュリティの問題がある
- 長い動画ほど途中広告が増えるのは仕様
